47歳で突然死された女性がいた。この人は相続プランは作っておらず、離婚した前夫との間に2人の子供がいて、子供たちの年齢は当時18と14。18歳の男の子は成年に達しているので、母親が残した遺産をそのまま相続したが、14歳の方はまだ未成年なので亡くなった女性の弟が代理人になって管理することになった。 さて、18歳の息子は、相続したお金を2年以内に全て使ってしまった。使途は、車、ゲーム、麻薬、そして旅行や洋服など、しばらくの間アルバイトもしないで遊びまわったらしい。 もうひとつの例は、私のごく親しい人の親族に起こったことで、49歳の男性が突然亡くなった。心不全だったらしい。男性の財産は、19歳と16歳の娘達が相続した。16歳の娘は未成年なので、死亡した男性の弟が後見人となって管理したが、19歳の娘は、相続したお金を、整形手術と、車の購入と、その他の買い物で、すぐに使い果たしてしまった。 遺産相続や宝くじなど、大きなお金を急に手にすると、失敗してしまう例が圧倒的に多い。30代、40代の大人でもそうだが、特に、若い人は賢く投資したり管理するということができない。そこで、相続人が26歳以下の場合には、人生のなんらかの節目ごとに遺産の何割など、相続方法に何らかの制限をつけるのがよい。たとえば、大学卒業までは毎月決まった金額、卒業したらいくら、就職したらいくら、結婚したら、家を買うとき、などなど。私のお客様の中には、大学在学中の成績によって金額を決めた人もいた。 ところでなぜ26歳かというと、人間、26歳位まではまだまだ子供と同じとみなしているから。26歳でなく、35歳でもいいと私は思う。相続プランの相談に来たある高齢の女性で、息子が65歳になるまで1ドルも相続できないようにというプランを作った人もいる。 65歳は極端にしても、20代、30代でお金を賢く扱える人はまずいないのではないだろうか。 |