QDOT(Qualified
Domestic Trust) は、基本的な役割と仕組みはQTIPトラストと同じですが、夫婦のどちらかが、米国市民でないときに使われるトラストです。
たとえば、夫が米国市民で妻が非市民だったとします。夫が死亡したとき、妻は市民でないために、夫婦間の相続税控除が使えず、相続税を課税される可能性がありますが、QDOTに遺産を移すことで、相続税の支払いを妻の死亡時まで繰り延べすることができます。
ただしQDOTが正しく機能するためには、QDOTのTrusteeとなる人は米国市民でなければなりません。すなわち、夫が死亡したあと、後任のTrusteeとして、誰か、米国市民の人を指名しておかなければなりません。家族や親戚に米国市民がいない場合は、会計事務所とか弁護士事務所でTrusteeになってくれるサービスをしている場合があります。また、Trustee専門の会社もあります。
QDOTを使うことにより、米国市民と同じ、夫婦間の「マリタルディダクション」すなわち、資産がいくらあっても、夫婦間の相続は遺産税は非課税、という法律が適用できます。